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2021年IPO当選結果、43証券口座での当選本数と確率

日曜日, 1月 30, 2022

2021年のIPOの戦績をまとめました。応募本数は2000本超え。どこの証券会社が当選したのか?当選確率は?補欠当選の繰り上げはあったのか?預け資金当たりの利回りをまとめました。

 

1、証券口座一覧

我が家は親と3人の子合わせて、13社計43個の証券口座を持っています。家族の力は大きい。これだけ持ってりゃ、そこそこ当たるだろうと。

本当はもう少し子供口座を増やしたんだけど、担当の妻の手間(毎日の注文)が増えることと、拘束金額がかかることからやめています。

口座名大人口座数子供口座数入金必要?入金額
SBI23必要450
楽天23必要303
マネックス23必要316
大和2 必要140
日興SMBC2 必要102
松井23当選してから63
野村2 当選してから33
岡三23当選してから0
岩井コスモ2 必要100
みずほ証券2 当選してから91
東海東京証券2 必要108
auカブコム2 必要57
ライブスター2 必要0
DMM2 必要0
 2815 1,764

 

ちなみに43個の口座を作った話はこちらから、、、↓

  

2、我が家のIPOルール

我が家の発注ルールは単純です。

  • 基本的に全部応募する。
  • 特殊な証券会社以外は当選してから、本当に注文するか考える。
  • 発注にあたっては初値のプラスが見込めないものは1単元のみ注文。
  • ちゃんとスプレッドシート(google sheet)で戦績を管理する。

 

発注にあたっては、庶民のIPOファンやさしいIPO株の始め方の事前予測の点数によって、注文数を変えています(といっても1単元しか注文できないのもあるけど)。

そんで、下記が管理に使っているスプレットシート。ファイル名は妻の名前を使って「花子(仮名)の小銭稼ぎ」。

「おぉ、今日も小銭稼ぎ頑張っているねー」と、43口座を回ってパトロールしている妻に旦那は優しく声をかけます。

 

3、結果

妻が管理しているこの「小銭稼ぎシート」があるので、2021年の当選数含め、いろいろなことがわかります。まとめがこちら。ポイントを見ていきましょう。

  

2021年の総上場数

我が家の結果の前に、2021年のIPO情勢を振り返っていきましょう。

  • 上場数:126本
  • 値上がり数:104本
  • 値下がり数:20本
  • 引き分け:2本
  • 全部当選してたら:13,044,400円のプラス。

勝敗は82%です。例年並み。詳しくは我が家もよく使っているこちらのIPO株のはじめかたをご参照。

 

当選本数と金額

2021年我が家の当選本数は11選、合計で291,800円です(税引き前)

当たらない当たらないと思っていましたが、ほぼ月一本は当たった計算です。

勝敗ですが11本中、マイナスは4本です(勝率64%なので、21年全体からすると良くない!)。記録的なIPO上場があった魔の12月にやられました(悔やまれます)。

上場日銘柄証券会社 公募初値差額成績
4月セルム野村 20012801,50244,40034964
6月アイドマホールディングSBI長男1,9303,430150,000150000
6月全権本社みずほパパ1,3501,50615,60011599
8月aiメカテック楽天次女1,9201,9412,10028000
8月シイエヌエス東海パパ19403,010107,00083950
9月シンプレクスマネパパ164016602,0002800
9月レナサイエンスsmbc67097630,60024484
10月phcホールディングスみずほパパ3,2503120-13,000-11219
12月ネットプロテクション大和パパ14501,378-7,200-7200
12月のむら産業みずほパパ12101,113-9,700-10650
12月finatextau1,290990-30,000-30100
      291,800276,628

 

当選しやすさ

  1. 1位:みずほ、4本

 

  1. 2位:同率で7社、1本

1本当選の同率で、SBI、マネックス、東海、大和、SMBC、SBI、野村。

 

逆に言うと、他社はゼロ。ちなみに我が家は14社の口座を開いているので、8社が当選、その他の6社は1本も当選していません。

  

補欠繰り上げ当選はあるのか

結論から言うと繰り上がり当選はゼロです。合計40本補欠当選して、34本申し込みをしましたが、我が家では補欠当選=落選でした。

多いところだと、年間12本補欠当選しています(SBI)。SBIは(本)当選は少ないのですが(21年は1本だけ)、補欠当選は多い。「SBIはまた補欠当選」は我が家では「オオカミ少年」と意味が決まってしまったくらい。

ネットを見ているとSBIの補欠当選は当たらないという書き込みもちらほら。

  

総合的なパフォーマンス

2021年は全部で2218本(すごっ)申し込んで、当選は12本でした(1本は辞退したので購入は11本)。

 

これ確率で言うと0.57%です。いかに当たらないかがわかります。

ちなみに1年間で126本上場しているので、上場数に対しては8%の当選確率。

また、預入金に対する当選金額は1.6%の利回りです(1000万円の預入金があれば、16万円プラスになったという感じ)。プラスではありますが、良い成績ではないですね。我が家の場合、SBIがメイン口座なので、預入金額が多くなっていますがSBIは全くダメ。

試しに、預入金額100万円当たりの当選本数も集計しましたが、下記のように優秀なのはみずほ証券です(4.4本/100万円)。コスパが高い証券会社といっていいのかもしれません。この集計でもSBIはダメダメです。SBIの口座数は600万件を超えているので、やはり当選確率は低いのかもしれません。

ということでまとめると、

  • 当選確率ではみずほが一位
  • 当選本数でもみずほが一位
  • 東京東海やauカブコム等扱い本数はすくないけど、ちゃんと当たったので当選確率は高くなる。
  • 資金拘束が必要ではない4社でも、当選した会社はある(みずほ、野村)。
  • SBIはメインで使っていて、現金だけではなくNISAも開いてて貢献しているのにクソ。

妻の小言

妻が嫌いなのは一位はライブスター、とにかく申し込み画面が見にくいとのこと。2位は岩井コスモ、何故なら資金拘束が必要なのに補欠もかすりもしないからとのこと。二つ目の理由は納得。

逆にみずほ証券は口座開設時は、いじめに近い扱いでしたが、抽選申し込み時は資金いらないし、すごくいい良かったです。

 

4、まとめ

ということで、IPOはやはり当たらないという事がわかりますね。ただ、それでも年間では11本、プラスの結果でした。

ただ、預入資金もそこそこ必要だし、利回りを考えると2%を超えず、あまり意味がありません。ちなみに妻によるとIPOのチェック、申し込みかかった時間は平均すると1日当たり30分とのこと。ここから、妻の労働時間を180時間として、時給を換算すると1500円。うーん、まぁ、悪くないけど、妻の時間に加えて、資本コスト(預入金)があることを考えるとあまりよくないですね。

ちなみに妻は取引先銀行から謎の勧誘を受けて、FPからアドバイスをもらったんですが、IPOについてはかなりディスられてました。こんなに現金を置いておいてちゃ、ダメだと。この現金は本当はFIRE的な投資を考えていたのですが、株が過熱気味でタイミングをを逃し、次下がった時に回そうと思っていたらコロナとなり、そのままです。だから、FPの言っていることは納得なのですが、寝かしておくのもあれなのでIPOやっています。。。

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    • この記事を書いた人

    青うどん

    技術職、30代、パパ。 アジア、中東を中心に海外での仕事が多く、2020年に日本に帰国。 モットーはうどんと笑顔を忘れるな!

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