2021年にHSBCセキュリティーデバイスの電池が切れました。SMSで承認できるのですが、登録した電話番号が異なり、郵送での承認手続きではサインが違うと拒否され、詰んだ状況。最終的にできるのは支店でのauthentificationだけです。
1、Authentificationとは
HSBCのカスタマーサービスに連絡したところ、サインが拒否されて諸々の申請が出来ない場合、下記のようにしろとインストラクションがありました。一部抜粋です。
Actions required for HSBC Overseas Branch Staff
To facilitate the successful processing of the customer's instruction(s) by HSBC Hong Kong, plelase ensure the following actions must be completed:1. Certify and authenticate on the provided document(s) by Two staff members of your branch.
[Certification / Authentication Format: Two staff members should sign their signatures on the document(s) and stamp with the branch chop and staff name chops with signature numbers.]
2. Verify the customer identity and witness the customer to sign the Bank application form / instruction form / instruction letter and provide the authentication by these two staff members on the duly signed Bank application form / instruction form / instruction letter.
3. Copy the original identification document(s) and account ownership proof document(s) provided by the customer for true copy certification by these two staff members.
4. Send all the certified and authenticated documents [i.e. customer's instruction(s), copy of identification document and copy of account ownership proof document(s)] together with HSBC letterhead covering letter or memo by mail to below address for our follow-up actions and processing.
ようは支店に赴いて、行員に協力してもらいながら香港に送らないといけないということですね。一部わからないところがあって、メールで聞くも返答は無し。特に1番のフォーマットがあるのかどうか、聞いていましたが返答は無し。
2、用意した書類
上記の1番のフォーマットは結局自分で作りました。こんな感じです。
- まず署名を新しいものに変えてね。
- そんで携帯番号も変えて
- 添付のreset your hSBC internet banking password detailを処理してね。
後半の空欄にはサインをしました。
3番目ですが、パスワードリセットはHSBCのHPにフォームがあるので、それを送ります。よくよく考えると、3番目のパスワードリセットはこのフォームで処理できるとはHPにも書いてあるわけですが、1番目の署名の変更は、本当に今回のプロセスでできるのかは定かではなかったです。2番目の携帯番号リセットは別フォームがあるのですが、そっちも一緒に送るべきでした(あまり深いことを考えていませんでしたが、これは後でやり直しとなります)
3、HSBC店舗でのやりとり
このやりとりの鍵となるauthenticationの手続きのためにHSBCの支店に行きました。
実は一度、店舗に問い合わせたことがあるのですが、その時のお姉さんとは違って対応がスムーズでした(この手続きやったことがある人が当たったため)。
Authentificationの手続きですがポイントは以下の通りでした。
- 銀行のお姉ちゃんが書類を預かって、お姉ちゃんから香港に送る。
- レターヘッドとかはこっちが用意する(私が用意した紙にスタンプを押すとかいっていたような)
- 銀行で郵送してあげる、手数料はかからない。2週間くらいで香港に行くはず
「ところでなんでこうなちゃったの?携帯や書類手続きは試してみた?」と聞かれて、今までのことをつらつら話しました。その時に自分の署名は英語でシンプルな奴なんだけど、何故か拒否されるんだ。ひょっとしたらHSBCの方で勘違いしているんじゃないかとぼやきました(私の名前と一字違いの文字が、キャッシュカードには印字されているし)。話していたところ、パソコンをみながら衝撃の一言が。。。
「でも、このサインすごい普通よね?」
え、ひょっとしてオレのサインここで見れるの!!!!!!!!!!???????
その後、モニターを見せてくれて、自分のサインを見たところ、見覚えのある汚い手書きの字が。なんで今まで拒否されていたのかはわかりました。違いはこれ。
Taro Tanaka
ではなく
TaRO tAnAKA
になっていました。
なんで氏名の一部小文字なん(一部ぼやかしています、ニュアンスだけ正解)。署名がわからないから何通りも書いて送ったのですが、その時の記録はこちら。
ポイント
何個もサインを書いて送った時の記録はこちら。
このレターの中にサインを入れ替えてくれともリクエストしたわけですが、これはやりすぎでした。サイン変更はお姉ちゃん曰く「2cmくらいのドキュメント」が必要との事で、たぶん無理だよ?と言われていました。後々、このお姉ちゃんがいっていることは正しいことがわかります。
4、その後
結局、HSBCの支店にいったのは9月なんですが、2か月たっても何もありませんでした。で、どうしたか?
決まっていますね。
そう、自分の署名はついに判明したのですから、これを使うしかありません。
4-1、11月1日
いつもの書類を作って投函です。サインはいつもなら何通りか書いて送ってましたが(10枚とか)、今回は潔く一枚だけです。
4-2、11月23日
パスワードがリセット出来たという通知がメルアドに到着。あのサインが効いたのだ!
しかし、HSBCのホームページからはブラウザーが認識できないと不正防止措置が発動して、先に進めない。携帯番号があればSMS承認できるので、結局登録携帯番号を変えるために書類を送ることに。
4-3、11月26日
必要書類に例の書類をして送りました。携帯番号を変えるためのフォームはこちらから。
4-4,1月16日
ついに到着、携帯番号の変更終了。これで3年に及ぶ長い戦いが終了しました。
5,まとめ
「私たちは香港とは別会社だから、同じHSBCでもあなたの口座情報は見れないのよ」と違う視点では言われていましたが、そんなことはありませんでした。しっかり見れていたわけです。ダメ元始めからこんな風に困っているから、サイン見せてと言えばよかったわけですね。3年ぶりに見た口座は投資信託が一つ強制で現金化されていました。