何故か、いくら探しても出てこない確定申告のやりかた解説サイト!なんでこんなに無いんだろう?この記事にたどり着いた人も、その口ではないでしょうか?
今回はサラリーマンで、株式の損益通算したいから確定申告をしたい人のために備忘録を残しました。
あと、自分は海外赴任から帰国した年の確定申告なんですが、とんでもない勘違いをしていたことを紹介します(最後の方)。
確定申告の解説サイトは何故少ない?
確定申告の解説サイトはとにかく少ないですね。なんでだろう?と考えて分かったのはグーグルの検索では公共機関は真っ先に上にくること。かつ、freeeなどの会計サービスもしのぎを削っており、体験談的なやつは(たぶんあるんだろうけど)上に出てこない。完全に真っ暗闇です。
大人しく、まずは一冊解説書を買いましょう。本屋にいけばいくらでもあります。自分は下記をかって(千円以下)、概要を掴めました。税金って国の根本にかかわることですが、詳しい事って「おまえ自分で勉強しろ!」って感じで学校では当然すよね。しかも、知らなくて脱税とかになると、懲罰金も多いし、下手すると懲役(10年以下)です。

確定申告のざっくりした流れ
このご時世だし、ネットで全部やれると思ってるとしたらあなたは甘い(自分はそう思ってた)。
DXが遅れている日本においても、特に納税分野のネットの作りはヤバい、と痛感した今回。
ネットで全部済むには、、、、
ポイント
- マイナンバーを持っていて、かつ、マイナンバー読み取りできる特定携帯持っている人。
- 事前に税務署でe-taxナンバーをもらっている人((一度、税務署に行かないとダメ)。
上記以外の人は郵送手続き必要です。同時期にマイホーム購入のために住宅ローンを申し込んでいますが、銀行は証拠書類もすべてネットアップデートで終わるところがほとんとです。
ネットでできることは、納税書類一式をpdfで作って、それを印刷して送付することまで。添付書類で証券会社や保険会社からの書類も必要になるけど、それはネットでアップロードできずに、自分で印刷しないといけない。だいたい、以下の流れ。いやー、めんどくさい。
やること
- e-taxから必要情報を入力する。
- 最終的に入力した情報がpdfで出力されるので、それを印刷。
- 身分証や証拠書類を印刷、切りぬいて張り付け。
- 封筒で送る。
- 税金納付が必要なら、自分で振り込み。
e-taxから手続き開始
まずは、国税庁のホームページへ。
下記をクリック。

はい、以下の3つのオプションがありますが、自分はスマホが読み取れないやつのなので、右の”印刷して提出の一択”

自分はマイナンバーもあるしということで、左の"e-TAXで提出 マイナンバー方式"を選べぼうと最初しました。これだと、証拠書類も含めて全部、ネットで完結できるらしい。しかし、マイナンバー読みとり機能付きの携帯ではないとダメ。専用アプリ”利用者クライアント”をいれて、やってみると自分のスマホは対象外(海外で購入)。QRコードみたいな感じでカメラ使えればOKというわけではない。
ポイント
対象外のスマホは、アプリショップで対応アプリ”jpki利用者ソフト”を検索して、表示されないのでそれでわかるはず(下記の例)。自分はなんで正しい名前で検索しても出ないんだろうと思っていました。

気を付けるべきポイント
さぁ、ここから各所得や控除を入れていくわけです。インターフェースは昭和だけど、割となんとかなると思います。
以下では数点、つまずくかもしれないと思ったポイントを紹介しておきます。
ちなみに自分は以下の言うな状態だったので、これに絞ってやっていきます。
- 源泉徴収されるサラリーマン
- 株式、投資信託を複数の証券口座で行い、かつ一部は一般口座。外国株もあり。
- 生命保険控除あり(会社では提出を忘れた)
- 年の途中で海外から帰国。
- ふるさと納税は無し(帰国の次の次の年まで住民税発生しないので)。
給与所得
会社からもらった”給与所得の源泉徴収票”みたいなのありません?
あれにそって、入れていけば特に問題はないはず!
生命保険等も入れれる
年末になると会社から年末調整するので生命保険の証書提出してっていわれますよね?
そんなに所得控除効かないので(支払額の最大4万程度まで)、自分は提出しませんでした(リモートワークで会社に行くのめんどいし)。
でも、実は確定申告の時にも提出できます(会社から言われたときに出さなかったとしても問題ない)。逆に言えば、確定申告をするつもりの人なら、特段提出する必要はないんですね。
株式(と投資信託)
ここからが本番ですね。自分の場合は面倒なことに大きく分けて、口座が3つあります。
- 特定口座で源泉徴収ありの証券口座
- 一般口座の証券口座
- 一般口座の投資信託
これに加えて、配当が入ります。それぞれ見ていきます。
1、特定口座

これは簡単ですね。証券会社から電子交付で、年間取引報告書を入手していると思うので、それをもとに入力しましょう。
自分は2020年は2,3月のコロナの下落時にビビって半分くらい売りました。しかも、原油が下がったところでETFに手を出し、その後史上初のWTIがマイナスに。その後、ちょっと戻したところで売って、無残な結果に。その後、第二波が来ると思ってノンポジ。最悪でしたね。

2、一般口座
問題はここですね。特定口座だと思って気づかなったんですが、一般口座を複数持っていて、そのいくつかで取引をしていました。特定口座で取引していれば、税金としては源泉徴収を自動でされて終わりでした。それでも、損益通算をしないといけないので確定申告は必要ですが。
下記のように、”特定口座(源泉徴収あり、源泉徴収無し)以外で上場株式等の売却がある”がそれです。
その1個上にトラップで”一般株式等の売却がある”がありますが、これは上場株式以外(未公開株)ということらしいです。

そんで、銘柄を一つ一つ打ち込んでいきます。
面倒ですね、特に特定口座と違って自分で購入価格と売却価格を入れないといけないんです。

一番上にセゾン投信のファンドがありますが、これは毎月積み立てをしているものなので、取得費の計算は面倒です。ここでは、毎月の報告書にあった売却月の前の月の平均単価’(10019円x 750口)を入力しました。

外国株は特定口座のある証券口座で取引をしていました。しかし、何故か一般口座で購入していました。2銘柄だから良かったものの、面倒。
おそらくネット講座や特定口座のなかった昔の人は、みんな自分で計算機叩いてやっていたんでしょうけど、マジ大変。特定口座はこの点、最高。
3、配当
これはまず、総合課税にするか分離に課税にするべきかってところがありますが、そこは一長一短なようで、ネットで調べてください。
どっちかが納税金額が少なくなるとかありますが、自分は10万円弱の配当があり、申告分離の方が納税額が少なかったですね。

ポイントとしては配当に関しては下記のように、一般口座であったとしても、税金は既に既に源泉徴収されています!(NISA口座以外)。
なので、一般口座の人は通常なら証券会社が課税売却益等を計算してくれないはずですが、配当に関しては年間取引書に既に計算済、記入済です。特定口座内で株式の売却益との差があるなら、一般口座からの配当に対しても損益通算されているはず(SBIの場合はそう)。
なので、”上記1、特定口座”で証券会社からの年間報告書の数字を入力しておけば、一般口座だからといって特にやることはありません(↓は無視)。

ポイント
配当は特定口座、または一般口座で扱いでも特に気にする必要はありません。
ただ、一般口座だけの証券口座だと、手続きは煩雑化も。
外国株
Fire目指している人、多いんじゃないんでしょうか?外国株からの配当もらっている人は税額控除の下記を注意。

日本でアメリカ株を買って、配当を受け取るときは合計でざっくり30%引かれてしまいます。
以下はエクソンモービルの配当の例、2段構えなんですね。
- 6551 x 0.1=655円(外国源泉徴収="A")
- 6551 x 0.1 x 0.20315 = 1196円(所得税"B"+地方税"C")

上記”A”については、確定申告をすることにより戻ってきます(たぶん租税条約の関係?)。10%戻ってくるので、結果的に国内分の20.315%だけ税金が取られるということにあります。このように確定申告をすることにより、ADR(外国所得税がかからない)と同じになるんですね。
下記がe-taxで記入した金額です。4031円戻ってきます。配当収入は50,482円ですので、その10%と4031円が合わないのは、一部ADRもはいっているからです。

すべて、上記”1、特定口座”で入力した証券会社からの特定口座年間取引書に書いてある通りにいれてあります(下記の50,482円)。

ポイント
外国株から配当がある人で、年間配当が10万円
とかあるなら、このためだけに確定申告するのもあります。1万円返ってきて、またお好きな高配当株買えますよ。
最終納税額の発表
色々と入れ終わると自動で納税額(または還付額)を計算してくれます。
今回は、、、

追加で40万超えです。痛いなぁ。。。いくら去年の結果が無残だと言っても、13年買い付けしている投資信託を半分解約してしまったのでそこそこ儲けがあった。かつ、一般口座で売却益に対して源泉徴収されていなかったので、このように後で税金を払わなくてはいけなくなった。
その後の手続きは
全部印刷して、身分証や証拠も印刷、しかも切り抜きして貼っていきます。
マイナンバーカードの番号は本人しかわかっていないという事になっていますので、カードリーダーなんて使わないで、番号入れればOKにしてほしいところです。

支払いは以下の三つのオプション。
- 振替
- 電子納税(e-tax申し込み終わってないとダメ)
- クレジットカード
- 窓口納付(銀行、税務署)
意識高い系の方が大好きなクレカもありますが、さすがに決済手数料かかります。本来、これは規約違反だみたいな話になるかもしれませんね。けど、さすがに税金を実質負けることになるわけで、それは国としては認めないという判断は妥当だともいます。ちなみにだいたい1万円につき76円とのことで1%未満。通常、クレカ側の取り分は2-5%なので、かなりの優遇。
自分の場合は3400円くらい手数料取られます。最近はなくなったけど、1%を超えるクレカだと、クレカで払った方が得ですね。クレカ会社が持ち出しですね。実際のところ、どういう契約になっているのでしょう。

突っ込みどころ
さぁ、かれから1時間くらいかかっ手終わりました。一番最後までいって、pdfで出力し、その後作業をやり直すことを3回くらいやったかな。そこで感じたことをまとめます。
サイトのインターフェースやばい。
以下、見てくださいよ?
自分が高校一年生の時にネットを触ったとき(1990年後半)にはあったな、こういうの。
でも、ネットは安定している。タイムアウトもないので、勝手にクリアされて一からやり直しはなかった。

終了っていうけど、QRコードも出てこないし、ひょっとして、税務署の人、これ本当に紙としてしか使用しないの?
これが、いろいろ入力して最後の画面。何かQRコードとか、照会番号がでてくることもない。

"pdfに出力"という項目はあるので、そこを自分で押して保存する。
たぶん、本当に紙として受け取ったら、紙として審査して、それでOKするようです。

マイナンバー無いときは、そもそも個人の税金支払い額、履歴確認しようがないよね?
今回、初めて確定申告して感じたけど、これマイナンバーで全部自動化できません?
証券口座は現在、建前上マイナンバー無いとダメなので、それでリンクしてくれれば、サラリーマンの損益通算位なら自動化簡単だとおもうんだけど。
国税庁はなんでも補足しています!とかいうけど、まず制度として全部可視化して、自動化してくれればいいのに。
脱税(節税)したい人にとっては、それは嫌なのかもしれないけど、大部分の人にとってはこの手間を省けていいんじゃないか。。。
今回、一度も照会番号等も出てこなかったし、出力された紙にもIDっぽいユニークナンバーはありませんでした。上記の紙の話と同じで、受け取ったら、番号からデータベースで同申告のデータを探して、それを見て審査するってことではないよう???
Q&Aの質問内容がヤバい
e-taxの中にあるトップ10の質問の内容がやばい。
例えば、第五位のこれ。。。(↓)

まぁ、こういう質問が第五位にくるの国だから、DXは進まないんでしょうね。
まとめ
ということで、初めての確定申告おわりました。あとは郵送するだけ。
- 時間:2時間(入力)、1時間(印刷とハンコ押す、証拠書類の添付)
- 費用:印刷費(コンビニで150円)、郵送費120円ですね。
2021年とは思えないシステムなのでマイナンバーで一括自動化してほしい。システムは昭和だけど、不安定だったりタイムアウトしないところは良かったです。
ところで、、、
知っている人は多いと思いますが、海外在住者は特定口座もっちゃいけないことになっているんですね。それどころか証券会社によっては基本的に証券口座解約してください、という所も多いんです。これに対して、自分は色々と思うところもあるんですが、このシステムの理由の一つは税金の問題です。
自分としては特定口座でちゃんと源泉徴収できるんだから、個人も国も何も問題なと思うんですが、住民税(5%)の部分の扱いがカギのようです。というのも、海外在住者は住民票抜いているので、そもそも住民税を払う先がないわけです(実際、どの自治体に行ってるんでしょうか?)。
ポイント
海外在住者は特定口座をもっちゃいけない!というか証券口座も持つな的なシステム!(建て前)
ということで、ネットを調べていると、海外在住者の特例として、驚きの情報を発見しました。
結果、いうと譲渡益については税金払う必要ない!それは次回(↓)。
また、今後海外から確定申告する予定がある人はかならずetaxを作っておきましょう。