海外赴任者にはマスト、特に家族連れは使わない手のない大判振る舞いのJALファミリークラブについて、実体験をもとに解説します。特に申込タイミングに注意です!
重要:このJALファミリークラブは海外赴任でなくても入れます。仕組み上は普通の海外家族旅行でもOK(のはず)。似たサービスの家族プログラムよりも実は敷居低いのでお勧めです。
- ”海外赴任”である必要はない(例えば航空会社から住民票を抜いたかの照明や、赴任先の会社からの赴任証明書を提出する必要はない)。
- 家族でマイルを共有できるのは家族プログラムと同じだけど、本会員が有料クレカ下院である必要はない。
- ボーナスマイル5000マイル/人(実際に飛行機乗った人)の破壊力強め。
- ただし、海外旅行では往復チケットを購入するはずで、ここでバレルのかも?と思います。実験した方いたら教えてください(赴任は基本は片道!)
1,入会方法
ファミリークラブは一人だけでも入ることができ、数々の特典が受けれます。この記事では家族がいるケースを紹介しています。
入会には一つだけ条件があって、本会員はもちろん、家族についてもJMB(所謂JALのマイレージバンク)会員になっている必要があります。まずは子供をJMBに登録しましょう(年齢制限なし)。同種の”家族プログラム”と違って、ファミリークラブでは本会員はJALカード会員(有料のクレカがついている奴)である必要はないようです。
JMBに登録すれば、会員登録はメール返信で一瞬で発行されますので、それを使ってファミリーカードに登録できます(物理カードは後から郵送されます)。
登録の順序としては、以下の通りになると思います。
- 1、本人と家族をJMB登録(お得意様番号取得)
- 2,本人をファミリークラブに登録(お得意様番号必要)
- 3,本会員赴任前に家族会員を登録(またしてもお得意様番号必要)
チケットの購入自体(発見)は3番の後で大丈夫です。ただし、下記の特典の使用を確定させるには7営業日前に発見が必要です。
ポイント
3番で家族会員のファミリークラブへの登録が本会員の赴任後になった場合は、登録一回(複数人可能)につき1000マイル徴収されます。その後も、家族会員登録に一回につき1000マイルとられます。なので、本会員登録直後に家族会員を全員登録すべきです(下記黄色部分)。
2,入会までにかかる期間
手続きが面倒なうえに、結構長いです。
JMB会員登録は前述のように一瞬ですが、ファミリークラブの登録は1週間-10日間かかるとのこと。
ちょっと戸惑ったのは、ファミリークラブの入会手続きについては、完了通知のメールがこないこと。自分は10日間ほどして通知がないとおかしいとおもい、メールを見返してみたら以下のように記載があり、ホームページにログインして完了していることがわかりました。家族会員の追加についても同様です。
JALファミリークラブへのお申し込みありがとうございました。
JALファミリークラブ入会手続き完了まで約1週間~10日お時間をいただく場合がございます。JALFC ONLINEは入会手続き完了後、JMBお得意様番号とパスワードにてご利用いただけます。(入会手続き完了通知は行いません。)
諸々考えると、遅くとも赴任前最低一か月前にはファミリークラブの入会手続きをしておくべきでした。後述する様に充実した特典には申し込み締め切り日があるのですが、今のネットの時代に郵送手続きを前提としたなかなかシビアな締め切りとなっています。
とにかく早めに申し込むことが重要です。
3,メインの特典
いくつも特典はあるのですが、私が思うメインの特典を紹介します。
一つだけ注意、このファミリークラブでは、フライトクラスがF,J,C,D,W,Yで飛ぶ時だけ有効になります。その他のクラスでもマイルの共有はできるけど。
3-1、ボーナスマイル5000マイル
これは単純ですが破壊力強め(やはり指定のクラスで搭乗する必要があります)。特に手続きはいりません。ただ、マイルのチャージまでには一か月くらいかかりました。JALカードを持っているとさらに追加で1000マイル貰えます。
特に手続きはいりません。チケット買う時にJMB番号をいれるか、空港のチケットカウンターでマイルを登録すれば一か月後くらいに入ってきます。
マレーシア当たりだとビジネスクラスで飛んでも4181マイルなので、ボーナスのほうが高い。
3-2、追加預け荷物
個人的に一番の特典だと思うのがこれですね。通常の荷物に加えて下記のように追加できます。
ただし、これも電話で事前連絡して何個追加かいわないといけないのが面倒なのところ。当日空港での申告はダメということになっています(4日前に電話必要)。
我が家の場合、私が単身で赴任した時はビジネスクラスだったので5個で飛びました(空港にもってくだけで大変でした)。会社の航空便のアローワンスが150キロだったのですが、ほぼそれに相当します。
家族4人が遅れて帯同したときは私以外が4人ビジネス、私一人だけエコノミーだったので合計24個と、中規模な引っ越し並みのアローワンスがありました。ここまでくると、空港までの輸送は不可能です。黒ネコさんとか使うと1個当たり2000円とかなので、結構高いです。この特典つかわなくても14個は運べたので、帯同時にはこのサービスはつかいませんでした(↓で14個)
4,JAL赴任プラン
この他、細々した特典があります。移動距離や人数によってポイントが貯まり、それを使うという仕組みです。
詳細については、わかりにくーいサイトからたどりつくと色々かいてあります。うちはマレーシアだったので、家族4人が移動するときは70ポイント貯まりました(12歳以上は大人です)。
搭乗券の予約をすませた段階で、下記のページからこれらの申込ができます。サービスは少なくとも7営業日前までに連絡しないといけません。直前だと、結構きついと思います。
5ー1、我が家のおすすめ
我が家が使ったのはハイヤーサービスです。詳細は以下のとおり。
やはりこのサービスも、7営業日前までに連絡しないといけません。他のサービスも結構早めの締め切りがあります。
我が家の場合ワゴン(実際に来たのはアルファードクラス)を一台をお願いして60ポイント、それに5ポイントx2枚で2000円分のJALクーポンをお願いしました(締めて70ポイント)。他の特典と比べてもこのハイヤーの価値はポイント数に似合わないくらい素敵だと思います。アルファードはかなりの荷物を乗せることができて、本当に助かりました。ひとまず魅力的なものがない場合はJALクーポンをお勧めします。
ポイント
ポイント
我が家の場合、配車サービスの存在に気付いたのは7営業日すぎてからでした。ダメ元で電話したのですが、やっぱりダメ。ネゴして、「上席に確認します」からOKとなりました。どうやら、このご時世なのにクーポン(↓)を郵送して、そのプロセスに時間がかかるので7営業日前とのことです。今回は特別にメールで送ってくれました。ハイヤー自体はJALの提携先がやってくれるので、そちらに電話します(ご丁寧にクーポンにその電話番号が書いてある)。当日も必ず印刷して持ってきて、ドライバーに渡してくれとのことでした。実際は運転手さんはいらないみたいな感じでした。
4,本人と家族の移動が別の場合
最後に気になるケースとして、本会員が先に赴任して、家族が後から帯同する場合ですが、我が家がそうでした。全然問題ありませんでした。JALさんに「家族会員帯同しますよー」とか伝える必要もないですし、勝手に搭乗ボーナスの5000ポイントずつもらえます。
ということで、かなり大盤振る舞いなJALさんのサービスですが、ANAでも同様なサービスがあります。各社これを機に、囲い込むことを狙って大盤振る舞いなのだと思います。
おまけ
ちなみに我が家ではパパエコノミー、家族4人はビジネスでしたが、この状態でさくらラウンジの使用はどうなると思いますか?私は当然使えると思っていました。だって、4人ビジネスですよ?受付のお姉ちゃんがかなり手際が悪く30分くらいかかって、カウンターには誰一人いなくなって急いでラウンジに行ったのですが、頑なにダメでした。最後はお金払う、とまでいったのですが。ルールということなのでしょうが、この杓子定規な扱いにかなり印象がわるくなりました。