早朝おべんきょう

3か月で英検一級対策と勉強法(純ジャパ駐在員の挑戦)

月曜日, 12月 6, 2021

今までは複数回にわたって我が家の娘さんの英検受験話をしてきましたが、ついに海外駐在である父親も一年発起して英検一級をうけることにしました(まずは一次)。今回は3か月間の勉強法とその反省を。

1、英検準一級を受けるまでの経緯

何で英検一級を受けようと思ったかって、完全に娘のせいです。延べ9年海外の帰国子女の娘は英検2級を受験、余裕で合格でした。しかし、準一級は一次試験で不合格。まったく勉強をしないので、結果はしょうがないんです。それでも、何とか2回目の受験をさせるときに、「パパも受ける」ということになりました(彼女にとっては別にこれが効くわけではありませんが)。

ちなみに娘は二回目の受験、小学5年生で準一級合格できたんですが、その時の話は以下から。。。一言でいうと超大変でした。

 

2、おっちゃんのスペック

娘の回と同じく、ちょっと恥ずかしいですが受験したおっちゃん(自分)のスペックはこんな感じです。

  • アラフォー
  • 大学卒業まで日本、理系。純ジャパ。
  • 仕事は石油関係のエンジニア、いわゆる海外駐在員。
  • 入社時のTOEICは600点、12月までに730点まで上げ、一年目の1月から一回目の赴任(東南アジア)。
  • その後、東南アジア、中東で延べ11年海外駐在員、赴任は3回。
  • 2020年の帰国時のTOEICは915点

普段エンジニアとして、ヘルメットとつなぎを着て現場で業者(外国人)と付き合うような環境で、綺麗じゃないですが英語でケンカできるくらいの英語力はあると思っています。ただし、非ネイティブが多い環境なので、お互い、なんとなくの英語です(右が管理人、横の二人は良くケンカしていたエジプシャンとレバニーズ)。

あと、TOEICのリスニングパートは475点あることになっていますが、映画は字幕なしでは見ません(見れません)。おそらく、純ジャパでTOEICの点数がこのくらいの人はみんなそうかと。

世界一退屈な国と言われるカタールの出張中は、毎週映画館で映画を見ていましたが、内容の理解は6割くらい。インド映画は英語の字幕があるので、それなら大丈夫。けど、洋画は、、、。インターステラーという映画は字幕なしでも、超衝撃を受けたのですが、2度目を日本語字幕で見て、全然は流しがわかっていないことを実感しました。

ポイント

ちなみにTOEICは赴任で帰ってくる度に受けていましたが、一度目のアブダビに3年行って帰ってきたときはなんと点数が下がっていました(880→870点)。これはやっぱり環境が関係すると思います。2回アブダビで仕事をしましたが、1社目はとにかく日本人ばかりの環境で内部の書類も日本語(アブダビ国民がgoolge翻訳で日→英にしていても、何もおかしいと思わない人たちでした)。

  • 入社時:600
  • マレーシア(2年)帰国時:880
  • アブダビ1回目赴任(3年)帰国時:870
  • アブダビ2回目赴任(5年)帰国時:915
TOEIC 2020年12月受験時

 

3、ちなみに試しで受けた英検一級過去問の結果は、、、

アッパラパーな娘さんが英検準一級受けるときに、パパも準一級の過去問を解いたところ、9割は取れていました(英作文以外)。

おぉ、いけるじゃんと思って本丸の一級を受けたところ、結果は以下の通り。

  • 単語・熟語:4割
  • 読解:8割
  • リスニング:8割

単語、、、何この難しさ?と衝撃を受けたのを憶えています。単語・熟語問題は25問ありますが、4択なので、さいころ振っても25%は取れますからね。4割というとほぼそのレベルです。

ただ、それに比べて読解問題とリスニングは、簡単ではない、にしても、難しくはなく、レベルが釣り合っていないのでは?と感じました。読解は単語も難しいし、かつ、選択肢も迷う物もありましたが、それでもひねった感じではないですね。リスニングは聞く量は多いけど、内容としてはTOEICの方が大変?

 

4、受験するうえで参考にした情報

色々な体験記や攻略法がネットを見るとありますね。まずは自分と境遇が近い人の勉強法をネットで見ることを強くお勧めします(走り出すのはそれからでもいいと思います。)

例えばこんな検索"英検一級 体験談 海外赴任"

世には帰国子女の体験記が結構ありますが、はっきりいって役にたちません。帰国子女と自分ではニュータイプと普通の地球人くらいの差があるので、全然参考になりません。娘から「発音が良くない」とか、「こういう言い回しはしない」とか言われますが、何故と聞いてもあいつは全く説明ができません。そういう人が喋っている攻略法は所詮ニュータイプ用のわけですね。

また、私は大学まではいわゆる純ジャパですが、社会人になってからは海外が長いので、そういう境遇の人の記事は参考になりました。

 

個人的に役に立ったのは、AtsuさんのAtsueigo。特に単語の暗記法についてのこの回(↓)

前述の英検一級の英単語に圧倒され、どうやって覚えようと思い、攻略法を探しました。Atsuさんはオーストラリア在住の英語youtuberですね(サイトはこちら)。大学院から海外なので割と純ジャパに近いですが、当然のように英検一級持っていて、TOEIC990です(すごい)。

何が良かったってね、この人の英単語帖みてください。ボロボロ。これが答えです

他のサイトなんかだと、楽して覚えようとか、コツとかあるけど、自分はこの動画を見て、「あ、ここまでやらないとダメなんだ」と吹っ切れました(覚えるコツも書いてありますので、内容もお勧めです)。ちゃんと勉強するしかないとわかったのが収穫ですね。 

   

5、セクションごとの戦略と対策

受験を決めた時点で残り時間は3か月で、以下が戦略でした。もともと読解とリスニングは大丈夫そうだったので、二点集中です(英作文と単語)。

 

その1、語彙

最初の25問は難解な単語が出てくる語彙問題。娘の時の戦略は簡単、捨てました。でも、今回は捨てれない。参考書は旺文社の英検でる順パス単を買いました。鉄板ですね。

 

単語帳を購入し、やったことは以下の通り。

  • まずは時間をとって、ペンとマーカーと音源を聞きながら、書き進めます(1ページ10分(10個)くらいかけて)。例文でいいのがあったらマークします。
  • 加えて一日10分くらいとって、既にやったところをさらっと流しました(単語にして100個くらい)。
  • 覚えた所にはマークを付けて、軽くしか読まない。覚えていないやつは、例文まで読む。
  • 上記3を30周くらい繰り返す。
  • あんまり電車に乗らないけど、アプリでリスニングをするときは30分くらいかけて流す。

この1→4は、英語コーチングスクールPresenseのやり方です。ただですね、罠があります。パス単の単語は難易度別にA、B、Cと全部で2100語あります(熟語はプラス300個)。だから、上記の4の反復練習一周終わる頃には前のは全然覚えていません。だって、初見の一周目は8割くらいの単語はわからなかったですからね。全然、消化できない。

リモートワークのせいで電車に乗る機会が圧倒的に無かったので、上記の4、5番目はあまり進まず。わざわざ単語帳のために出社の時間を作ったくらいです。Atsueigoでも強調していたけど、初めのうちに音と発音記号を憶えると定着がイイと思います。

下記が単語帳、Atsuさんほどにはなりませんが、そこそこ年季は入りました。上記の1ポチ目にあるように、最初に覚えにくそうな単語や、同義語対義語については自分でペン入れするといいと思います。

それと旺文社のパス単にはアプリがあります。無料で単語の音源が入っているんですが、暗記の定着のためにフラッシュカードが入っていて、これ結構使えます。20問が順番に出てきて、覚えたとクリックすればそれは出てこなくなる。覚えていないのはまた出てくる。覚えていないのが出てこなくなるまで20問繰り返し。これやると、確かに覚えるんです。なので私は有料に申し込みました(月額1800円、高い)。

ただ、20問を終わらせるのに自分は10分弱かかりましたね。これを2,000個やるには100倍時間かかって、そのころには最初のころにやったのは忘れていますね。なので、途中から辞めました。

無料版の機能一覧

これ、無料でも以下の機能は使えます。

発音テスト

  • テキストを読んで、Siri(?)がちゃんと英語として聞こえているか判定してくれる。
  • 文は単語帳の例文から。

20問の単語四択テスト

  • 英単語を聞いて、日本語での意味を4択で選ぶ。
  • ただし、音を聞いて選択するので、イヤオン必須。電車の中ではイヤホン無いとできないですね(選択肢を選ばないと単語は出てこない)。
  • 無料版は一日2回(20個x2回)のみ。

ポイント

結局、試験前までちょくちょくやりましたが完全に消化不良でした(それは結果にも出てしまった)。

単語はレベルA、Bまでしっかりとペンとマーカーでやりましたが、Cはあえて手を付けませんでした。繰り返しが大事だと思っていたので、AとBを重視するためです。それでも、結局5周もできなかったと思います。3か月かけてレベルAとB(合計1400)の半分弱しか憶えられませんでした。できれば半年以上前から時間をかけてやるべきです。

また、どこまでやったかわからなくなるので、ポストイットは必須で常につけておいた方がいいです(何故かいつも同じところ開いて復習していました)。

 

その2、リーディング

特に対策はしませんでした。

仕事柄英文は毎日読むのと、一番最初のテストで8割以上はとれていたので、ここは問題ないとしました。単語も難しく、さすが一級という感じですが、回答は割とシンプルでいけると思います。

 

その3、英作文(エッセー)

今回のハイライトです。英作文はめちゃくちゃやりました(嫁が感心するくらい)。不安が一杯あったからです。例えば、、、

  • 仕事柄英文は毎日書いているけど、英検には作法があるらしい。
  • 決まった正答はないから、誰かに診て添削してもらわないと。
  • 単語のタイポがすごく多い。
  • 字が超絶汚い。手書きしたくない。

これらの問題と対策を中心に見ていきます。

ポイント

この英作文は一次試験の配点の1/3を占めます。時間的にはリスニング始まる前の100分のうち、35分くらいを目標にしたいところですが、そんなに時間は多くないのに、配点は1/3を占めています。精神的にかなり効いてくると思います。

しかも、最初にwtiringを解いた場合、これに躓くともう一方のreadingに大きな影響が出ます。なので、精神的な安定のためにもエッセーには自信をもっていきたいところです。

 

1、英作文は独学が難しい

英作文、そしてその独学が難しいのはたぶんこんな理由です。

  • 単語や文法も間違いはある程度googleやGrammarly等が指摘してくれます。
  • が、書き方がイケていないことは自分では気づかない。
  • もっとスマートに書きたい場合や、こう書きたいという場合の代替文がわからない。
  • フィードバック貰わないと、モチベーションも続かない。

なので、私は娘もお世話になっているSmallworld(オンラインレッスンのマッチングサイト)で先生を探しました。ただ、英検一級の対策をやってくれるよという先生はほとんどいません(100人以上登録しているのに一桁代)。下記のように、準一級まで見てくれる先生は多いですね。

準一級はは与えられた四コマを見て、それのナレーションをするんですが、一級はかなり自由度が高いからだと思います。

Small worldのプロフィール欄、上記のように級は外している先生が多いです。

で、今回お世話になった先生は以下のポイントで選びました。

  • ネイティブに近い。
  • ただし、日本の英語教育を受けている人

これ、特に2番目が重要だと思います。

というのは、私は英語教育は日本でしか受けていないので、基礎的なところはやはり日本語の英文法の用語で理解しています。なので「ここは自動詞なので」、「主語が抜けている」「時制がおかしい」という感じで、レッスンをした方が理解が上がります(ちなみに準一級を受けた娘は先生は全部英語でやってました)。帰国子女は我が娘も含めて、完全にそれをカンでやっています。

今回選んだ先生は、、、

  • 大学までは日本
  • その後、海外留学、海外企業で勤務
  • 英語圏で結婚

という感じで、途中までは日本の教育だったのでピッタシの先生でした。この先生が一コマ25分でわずか1000円でした(今はレベルが上がっているので1400円)。

ということで、やったのは以下のとおりです。

  • 毎週宿題として2つのトピックを貰う。
  • パソコンで回答作成、要した時間と字数も記録(google document経由)
  • 先生がgoogle documentで添削(リンクを共有しておく)。
  • 毎週一回二コマ(55分)を使って、添削の説明をしてもらう 。だいたい一回で2個添削。

これを3か月続けました。以下がある日のやりとりです(題目は”Should self-driving cars be legal?”)。

毎週、的確なアドバイスを貰いました。自分のダメなところ、特に癖が良くわかりました。例えば私の場合は以下の通りです。これは一部ですが、これらは今後の実生活でも大きくプラスとなると思い、診てもらって良かったです。

  • would not beのはずが、would be notとしてしまう。
  • in many casesのはずが、for many casesといってしまう。
  • By this wayとはいわない! > by doing soならOK。
  • Would be probably > would probably be等、副詞の位置をもう少しうまくする。
  • リフレーズがへたくそ(respect > value > prioritizeとかやっていくべき)

ただ、ほぼネイティブな方なのでちょっと細かいニュアンスや再現性が低い表現等に時間がかかり、55分では2個終わらないことも。

 

リフレーズについて

特に英検一級やネイティブでのやりとりでは重要になるリフレーズについては重要性をばっちり仕込まれました。リフレーズするときに単語に迷ったときに勧められたのが、このサイト(thesaurus.com)。単語を入力するとそれに近い単語が表れます。お勧めです。

theaursu.comでrespectを検索

結局、この先生とのやり取りはgoogledocで66ページにも及びました。

 

2、参考書は引き出しを増やすにはいい

この他にも、この本を買って英作文の書き方、ストックを学びました。英作文問題完全制覇。

この本、50個くらいのネタ(政治から文化)が載っていて、それに対する例文が載っています。例文の中のいい表現をパクるのに使いました。構成として左ページに英文、右ページに日本語訳なんですけど、まずは日本語訳をみて、頭の中で英語を作れるかやってみました。もしそこで、詰まるところや表現があったら、それは使えるところなので自分はマーカーして、何度も読みました(合計で5、6周はしたかな)。

最短合格! 英検準1級 英作文問題完全制覇

自分はもっと”英作文の書き方”を学びたかったのですが、そういうのはほとんど載っていず、この点は残念。なのでAmazonのレビューも賛否あります。

 

英作文の書き方っぽい英検関係の本ではないですね。一般的な本を当たることをお勧めします。自分のお勧めは、

前述の英作文の先生も英検一級を受けたときに”英作文完全制覇”を使ったそうです。ただ、なんかネイティブからするとちょっとイケていないところもあり、この出版がJapantimesということあって、「日本語教育が目指しているエッセーはこんな感じなのかと思いました」とちょっとディスってましたね。

 

3、英検1級の作法

作法?って何と思ったと思いますが、実際の英作文の問題を見てください(実際に自分が受けた回、2021年第二回)。

この”作法”という言葉は、アッパラパーの我が娘の英検準一級受験時に、見てもらった先生が言っていたセリフです。

英検には作法があるので、まずはそれを憶えてもらいますね。

 

作法、言い得て妙ですね。この”作法”のおかげでいろいろな英検スクールが独自の解き方や戦略を提示しています(もちろん有料、エコシステムですね)。

英検一級の作法として、文字数や構成もありますが、個人的に最も難しいと思うが自分の意見を3つの理由でサポートしなさいだと思います。これなかなか難しいです。自分はいつも2つまでは簡単に思い浮かぶんですが、3つ目が思いつかないことが多い。もし、3つ目が思いつくようなら例え自分がそう思わなくても迷わずAgree (またはdisagree)としました。

あなたが死刑制度に対して廃止派であっても、3つのネタが思いつかぶなら賛成派に転向しちゃいましょう。

英作文はいかに良い意見を書くのではなく、如何に良い英語を書くかです。あなたの主張に興味はないわけです。

下記が練習中にやっていた例ですが、 ”Should self-driving cars be legal?” というタイトルで1分以内に、賛成(for)、反対(against)のどちらでいこうかポストイットに殴り書きした例です。賛成の場合は「運転時間中に他のことに使える」「たぶん人が運転するよりも安全」「ドライバーが実質要らないので子供や高齢者でも乗れる」としました。一方、反対の場合は3個目が思いつかず、賛成に決めて、書き始めました。

字が汚くて何を書いているかわかりませんが(これでもブログ用にちゃんと書いたつもりです(汗))

3つのネタ探し

この3つのネタ出しですが、(かっこいい理由が見つかればそれにこしたことはないですが、無ければ)とにかく何でもいいと思います。前述のJapantimesの”英作文完全制覇”にもしょーもない奴が模範解答として挙がっています。でも、逆にいえばその程度でもいいんです。再掲になりますが、Atsueigoでの攻略として以下を上げていますが、超納得で、これを聞いてから、3つ目のネタ探しがかなり楽になりました。どんなトピックスでも、お金、効率、健康に関連付けるという方法です。

 

4、タイポを減らすには

今時、手書きなんていらなくね?なんでもパソコン打ちでしょうというのは置いておきます。

まず、(当たり前ですが)どの単語のスペルを間違えているのか認識することが必要です。手書きではなくgoogle documentを使っているときには、自動修正や赤線でどこがタイポなのか教えてくれるので、楽ちんですよね。でも本番は違うので、自分は先生に診てもらう時もgoogleの指摘はそのまま(タイポ)にしておきました。ここで自分の苦手な単語を認識しました。

次にその単語を手書きで書き直して、下記のようにA4一枚にまとめて置きました。自分が良く間違える書き方(x)と正解(〇)です。これ結構有効です。ずっと間違えていたnecessary (いつもneccessary)も、convenience(いつもconvinience)、jeopardize(いつもJeopadize)もこれでかけるようになりました。

上記は社会人になってから毎回、間違えてwindowsに指摘されていた英単語たちです。いつかは手書きで1000回くらい書いて覚えようと思ってました(Successfullyのエルが1個なのか2個なのか等)。しかし、今回の対策で1000回もかかないでそれが憶えられたので、これは副次的ですがかなり良かったです。

 

5、(自分は)超絶字が汚い

英検の勉強は、試験の3か月前から始め、頻度としては以下の通りです。途中からgoogle documentから手書きに変更しました。

  • 3か月前:
    一週間に2個のアウトプット(googledocumentに打ち込み)。 
  • 6か月前:
    平日は毎日1個(google documentに)。
  • 3週間前:
    毎日1個(手書きに切り替えました)。

手書きになってgoogle documentが如何に楽とわかったか。。。

まず、手書きでやるには下書きが必要です。白紙に走り書きでどばーっと書く。その後、清書します。パソコンじゃないのでコピペできないですからね。ただ、自分の場合は下書き終わった時に清書するときに5分前に書いた下書きが読めない(笑)。本当に字が汚い(知っていた)。そして、清書の時も字が汚すぎる。実感としてはパソコンでやるよりも余計に10分くらいかかりました(Google doc使うと25-30分くらい)。

この練習は少なくとも直前2週間前から、かつ、10回以上はやりましょう。思ったより現代人は文字をかけません。ちなみにここから答案用紙がゲットできます。必ずこれ使ってください。字数の目安にもなるので、どれくらいの密度で書けば200-240字になるかわかります。自分はgoogle docなら30分以下、手書きなら35分を目標にしました。

ポイント

英検攻略サイトなどを見ていると、”英検一級らしいsophiscatedされた単語を使いましょう”という意見が多いですが、ガン無視していいと思います。採点でも語彙は4点です。かっこつけずに中学、高校単語で、リフレーズしていきましょう。

 

その4、リスニング

特に英検用で勉強はしませんでしたが、毎日英語は聞くようにしていました。

毎日30分くらいランニングして、その時にpodcastは聞いて、ウォーキングは怪しまれない程度にシャドーウィングしていました。自分のお勧めは以下の通りです。

NPR news

アメリカのニュースラジオはこれが一番好きです。聞きやすい英語、わかりやすい内容と、散歩か軽いジョギングならこれで決まりです。

  • 面白さ:★★★★☆
  • 難易度: ★★☆☆☆

Thisamerican life

60分番組で一長い。自分は5キロ以上のランじゃないと聞かないけど、そうならこれ一択。アメリカのラジオ番組で、アメリカ人のいろんな人生(とか、その周辺)についてのかなーり濃い内容です。結構、難しいですがハマる回は本当に面白い。

  • 面白さ:★★★★☆
  • 難易度: ★★★★★ (放送回のネタによる)

Lifekit

なんで蝶は飛ぶのか?お金を貯めるには?隣人とうまく付き合うなら?雑学的なネタが20-30分くらいで紹介され、とっつきやすいです。

  • 面白さ:★★★★☆
  • 難易度: ★★★☆☆

TED

いわずとしれたプレゼン。時間も5分から1時間まで豊富。ただし、やっぱりTEDは動画に限ると思います。

  • 面白さ:★★★☆☆
  • 難易度: ★★☆☆☆

練習から集中力を維持

何故かわからないけど、英検のリスニングは分量に対して余計な情報が多いです。特に後半なんて1分近いテキスト量があるのに問題は1個だけなの?といつも思ってました。私が出題者なら1つのテキストについて受験者がちゃんとわかっているか3問くらい聞くと思います(それだけの分量があるので)。

逆に言うと、これだけの分量で一問しか問われないということは、集中しないとこの問題落とします。そして、落としたらゼロです(3問あれば1問くらい当たるかもしれないけど。数学の問題でいう導入問題が無い大問みたいな)。なので、英検1級のリスニングはかなりの集中力がいるので、必ず35分間通しでやりましょう(一番のはreadingとwritingも通して、自分の集中力を試しましょう)。

4、過去問を解くうえでの注意と解く順番

自分は過去問は買わなかったので、英検のサイトに載っている過去3回分はやりました。

この時に超重要な事が一つリスニングだけ、とか、英作文だけではなく、全部を本番通りの時間で解くことだと思います。英検はreadingとWritingで100分、リスニングが35分くらいなので、結構な長丁場です。なので、当然集中力はきれます(特にリスニングは顕著だと思います)。なので、必ず全体を通しで解くべきだと思います。

あと、解く順番ですが、、、これは考え方によってかなり別れると思います。自分はreading → writingとしました。戦略としては、、、

  • 一番最初に英作文の題材を確認する。
  • その後順番通りreadingを取る。その間に英作文をなんとなく考えておく。
  • Readingは練習時は60分くらいでおわっていたので、目標は55分、60分経ったら問題無用でwritingに行くことに。
  • 40分は最低writingに充てることに決めた。

writingを先にやる人も多いみたいですね(添削の先生もそうだと)。ただ、writingを先にやったとして、かつ、出来が悪かった場合、readingに影響すると思ったのでwritingは後回しにしました。

5、勉強時間

自分の場合はこんな感じでした。もっと早く、そしてもっと長くやるべきでした。特に英単語は悔やまれます。

  • 5か月前:週に1,2時間単語のみ。
    英単語帖買う、が、難しすぎてやっぱりひく。
  • 3か月前:1日の勉強時間30分
    英作文:週に2個作成、オンラインレッスン開始。
    単語:レベルAがなんとか終わる(600個くらい)。 
    過去問を一回解く
  • 2か月前:1日の勉強時間30分
    英作文:週に2個作成継続、完全制覇英作文買う。
    単語:1000個くらい。伸び悩む、どんどん忘れていく。 
    過去問を一回解く
  • 1か月前:1日の勉強時間1時間半。
    英作文:平日はほぼ毎日書く。完全制覇英作文一週目終わり、音読を開始
    単語:1300個くらい。伸び悩む、どんどん忘れていく。 
  • 3週間前:1日の勉強時間1時間半。
    英作文:平日は毎日1個(手書きに切り替えました)。
    単語:なんとかレベル2まで終わる(1400個くらい)。 
    過去問を一回解く
  • 1週間前ー:1か月前:1日の勉強時間1時間半。
    英作文:毎日1個(土日含み)。
    単語:単語ダメ、覚えられない。熟語に手を出し始めてしまう。
    1週間前に最後の過去問(英検公式にある奴)を解く。 

3か月間から一日1時間以上をコンスタントに、または英単語は半年前から一日100単語でもやれたら理想だと思います。

 

6、まとめ

結果的に言うと、この方法で合格点は取れました。ただ、単語はやっぱり時間が足りず、準備不足という内容でした。詳細は次の回!

今回のポイント

  • まずはネットで自分の境遇、現在のスコアと同じ人の体験談を見つけましょう。
  • 単語帳をちゃんとやるなら半年はかかるのを覚悟。マジ、鬼。
  • 英作文はオンラインレッスンで良い先生はきっといるはずです。
  • 二次試験の練習はエッセーとほとんどかわらないので、一次試験はエッセーに集中。

一次試験はこちら

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    • この記事を書いた人

    青うどん

    技術職、30代、パパ。 アジア、中東を中心に海外での仕事が多く、2020年に日本に帰国。 モットーはうどんと笑顔を忘れるな!

    -早朝おべんきょう