簿記3級に続き、リモートワークで浮いた通勤時間をつかって資格の勉強をした記録です。今回は実際の仕事とも少しは関係のある危険物取扱者乙種4類です。
1、なんで危険物取扱者
今回の資格は危険物取扱者、なんでこれを選んだかというと、現職(エンジニア)と一応関係があるということ。
それとは反対に前回は簿記3級を受験しました。エンジニアだけど、ちょっとそっち方面も知りたいという感じだったんです。今回は仕事に近い方にという事で、実学の方に重きを置きました。
ところで、危険物取扱者は大きく分けで3種あります。
- 甲種
- 乙種(全六種、第1ー6種)
- 丙種(第四類)
それぞれ、対象となる危険物が違うわけですが、甲種を取るとすべての危険物を扱えます。ただ、甲種は受験資格が必要で、大学での化学系の単位取得が求められています。ぎりぎり条件を満たしていそうでしたが、今回はやめておきました。結構難しいとも聞いていたし。
乙種は危険物取扱者試験の中では一般的な試験で、受験条件は特にありません(詳しくはこちらのサイトが詳しいです)。自分が受けたのは受験者が圧倒的に多い乙四種ですね。
合格率
乙4類の合格率は30-40%くらいです。
ガソリンスタンドでは必須で需要も多いし、工業高校では無理やり受けらせられたりするようで、受験者が他の種類と比べて桁違いに多いです。こういう理由からそんなにモチベーションが高くない人もいて、合格率は下がっているんだと思います。同じ乙種でも他(1,2,3,5,6類)は60-70%くらいの合格率になります。
難易度
合格率だけみると難易度高そう。けど、上記のようにそんなに本気でなく受けている人もいるもよう。
個人的には同じ時期に受けた簿記三級は激ムズであっちも同じくらいの勉強時間が必要という事だったが、全然難易度は違うと感じた。
また、合格点の基準ですが、下記の三つのカテゴリーでそれぞれ60%以上です。どれか一つでもそれ以下だとダメ。
- 法令
- 物理化学の基礎
- 危険物の性質と火災予防、消化の方法。
理系であれば2番は結構簡単。高校の中間試験より簡単。
問題は1番と3番、ここを集中的にやりましょう。
申し込み方法
特徴的なHP(笑)から申し込みをします。2000年前後のインターフェースのような古風なHPから申し込みます。支払いはクレカ使えますよ!
受験票は来ません。ダウンロードして印刷して、写真を貼って持っていきます。
ポイント
「国家資格なので」と試験会場のおっちゃんは事あるごとに言っていました。が、申し込み締め切りについても「国家試験だから」なのか、2か月以上前とかなり前なので注意です。
2、試験勉強はどうしたのか
今回は久しぶりに詰め込みをやりました。やっぱりこっちの方が自分には向いているのかもしれません(笑)。
買ったのはテキスト一冊。そして、やったのは下記のとおりです。
- テキストを一個買う(問題もついているやつ)。
- テキストを2周する。
- テキストの問題部分をさらに2回やる。
- 巻末の予想問題(2回分)を2回やる。
受験勉強とかでありがちな、同じテキストを複数回やるという定石パターンです。ある意味、特別なことをやる必要もなく、コツも必要なく、とにかく短期で暗記して、問題文に慣れるってことですね。
ちなみに買ったテキストは問題が実戦形式で、下記の形式であったんですが、問題がそれぞれついています。その問題では合格基準の6割を毎回ぎりぎり超え、どの分野も一度も下回ることもありませんでした。なので、一応合格はできるんじゃないかと。
- 法令テキスト、問題
- 物理化学の基礎テキスト、問題
- 危険物の性質と火災予防、消化の方法テキスト、問題
- 模擬試験3回
コツとしては、とにかく同じテキストを繰り返して、問題を解くこと。これさえやればOKなので、シンプルと言えると思います。
使ったのはこれでした(↓)。
らくらく突破 第3版 乙種第4類危険物取扱者 合格テキスト
基本は暗記です。とにかく短期間で2周、できれば3周やりましょう。
3、必要だった勉強時間
乙四種の必要勉強時間は40-60時間くらいという人もいれば、1日1-2時間で1-3か月という人もいるようです。
当ブログのこのコーナーでは、朝の隙間時間で資格を取ろうという趣旨です。ちなみにリモートワークの毎日のルーチンはこんな感じです。
- 07:15
起きる、髭そる、飯食べる - 07:40
散歩 - 08:10
散歩終わって歯磨き、コーヒー - 08:20
勉強開始 - 09:00
仕事開始
ということで、実際の勉強は40分です。この40分でも集中力が続かない自分もいますが。。。
今回は乙四の試験の前に、簿記三級の勉強と試験が随分前に終わるはずだったんですが思いのほか手ごわく、事前に申し込んでた危険物取扱者の試験日に近づいてしまいました。そのため、一旦簿記3級の勉強は中止して、一週間、危険物取扱者取り組みました。時間は一週間、さすがに朝の40分だけではなまずく、夜も2,3時間やり続けましたよ。なので合計は15時間くらいです。
4、試験当日
桜があまりにも綺麗だった3月下旬。自分には中東勤務が明けて、5年ぶりくらいの桜でした。
前日に振った雨のせいで、桜は散ってましたが、これなら自分もテストで散ってもイイかなぁと思った。場所は渋谷の消防センター。行く前に代々木の名店、千里眼(二郎系)にもよってきました。ニンニク臭いけど、マスクしているからね(許して)。
結果ですが、ぎりぎり6割いったかなァというレベル。良いんだ、落ちても。さくらがきれいだったので。ところで、テキストや予想問題には無かったオームの法則が出てびっくりしました(簡単な奴)。これって、自分が使ったテキストが古いのかなぁと思ったんだけど、そういうわけではなさそう。
ポイント
何やら昔から頻度は相当低いけど、出ることはあったそうです。テキストのせいではないですね。ただ、特に法令は良く変わるのでメルカリで古い参考書を買うのはやめましょう。
あ、あと、前のお姉ちゃんがかわいい子でした。あの子は受かったのか。
5、まとめ
結果ですが、無事合格することができました。同時期の簿記3級では一回落ちましたからね、結果を見てガッツポーズしました。ちなみに指をさしているのは自分の前のかわいい子の番号です。受かってた。
ちなみにやっていて、一番微妙だった法令がやっぱり一番低かったですね。
見出しテキスト
- 合格のコツはとにかく暗記を効率良くすること。同じテキスト、問題集を何回もやりましょう。
- 一日1時間を一か月やるとり、一日2-3時間を一週間の方が効率がいいかも。
- テキストは最新のものにしましょう。メルカリはダメ。
- 繰り返しで解けば行ける!
ポイント
この試験があればガソリンスタンドや工場での責任者になれます!この点が置いておくとしても、実際にこの資格の取得に意味があったのかと聞かれると、自分は声を大にしてYESと答えます。なんで常温で燃えるものがあるのに(例えばガソリン)、常温では燃えないものがあるの(天ぷら油)?危険物の種類、それぞれの保管方法、指定数量(危険度合いによる保管数)、危険物の分類と自分はおもしろく学習できました。そして、一番は法令ですね。良く考えてつくられていということがわかりました。
関係ある人は是非。失業してもやる気があればガソスタで雇ってくれるでしょう。