シンガポールとマレーシアのジョホールバルを繋ぐ、電車があるのをご存じでしょうか?実際に2022年11月に乗ってきました。このチケット予約方法、乗り方、イミグレの動きについてまとめました。
1,電車の概要
コロナでしばらく電車は中止となっていたようですが、ついに2022年6月から再開しています!以下、この路線の概要です。
- チケットはネット予約可能
- 電車はだいたい朝8時から23時まで、1時間間隔
- ただし、ジョホールバル出発は朝5時台から8時まで30分間隔である(何故?)。
- 搭乗時間はたったの5分、2キロ、自由席。
- パスポートを持参する以外は、特に事前の必要なし。
2,メリットとデメリット
友人に「週末のイミグレはとにかく時間がかかる」と脅されていたのでバスで行くことは躊躇していました。今になって思うのは
- イミグレで通常1時間、週末や金曜夜は1-2時間待って、またバスに乗るというストレスを防げる。
- 値段安い(16.4RM or 5RM、どちらから行くかで変わる)。
- 車での異動に比べると、シンガポールのダウンタウンから鉄道駅(woodlands)まで行くのは大変ですね。ただ22年になって直前まで地下鉄が開通しています(下記参照)。
- 全部ハンドキャリーなので、荷物多いと大変だと思います。イミグレ内も歩きます。
3,チケット購入方法
チケットの購入は厄介です。。。マレーシアの国営鉄道会社がwoodlandsまでの線路を保有しているので(!、ローカルの友人も知らなかった)、マレーシア国営鉄道会社からの購入となります。が、私は何回やってもそのサイトからは買えませんでした。一応、乗れる電車が表示されるので、混雑状況はわかるようになっています。
で、私が2022年11月にチケットを買ったのはbusticket.com(マレーシアの旅には超便利)ですが(ただ、何故か22年12月現在はbusticket.comからは予約できません)。
そんで、22年12月に上記国営鉄道会社KTMのアプリをスマホに入れてみたところ、購入できそうです。16.5リンギットです。ただ、下記のようにトップ画面で右側を選んで、選択しないとでてきませんので注意。
ポイント
チケットは16.4RMしましたが、ジョホールバル側からウッドランズに行く場合は5リンギです。値段3倍違うのウケる。
3,Woodlandsまでどうたどり着く?
ちなみに私はシンガポールからジョホールに行きました。時間は夜の21時くらい。地下鉄Thomson-East Coast Line(Brown line)で行きました。その前提でお読みください。
まず、woodlands駅をgoogleで検索すると2つあるのでくれぐれも注意です。地下鉄のwoodlandsを降りてから、ジョホールバルへ行くもう一つのwoodlands駅に行くことになります。
シンガポールの街中からwoodlands(地下鉄駅)までは、2022年11月に完成したThomson-East Coast Line(Brown line)に乗ると便利です。ただ、直前までしかいかないので、そこからはバスになります。地下鉄woodslands駅で降りて、(かつ、一日パスを持っているならここで返金し)、バス(856 or 903)に乗ってwoodlands駅(国際駅)へいくのがイイかと思います。バスでは現金、またはクレカ直接タッチも使えます(電車と同じ)。詳しくは下記の記事を見てみてください。私は乗るときに現金2SGを運ちゃんに渡しました。その後、みんな降車時はスイカみたいなので「ピッ」としていくので、降りるときは「俺さっき払ったよね」と言って、運転手の横から降りました(わざとらしい笑)。
ちなみにバスの停車駅については、google先生が嘘をいったのでちょっと焦りました。
google先生はバスに乗ったら、7駅目のブロック206で降りて、1.1km歩けというんですが、そんなことはなく、直接到着します。7駅どころではなく、結構乗りました(以下は903番バスの車内の様子)
4,Woodlands駅内
バス停おりると30m位で駅がみます。電車を使う人だけじゃなく、徒歩?でわたる人も結構います。ちなみにトイレがイミグレ入る前にはなかったので注意。
駅構内、結構な人が並んでいます。開始時間まで待機。
ちなみに入り口にあったこのサインボードによると、、、
- 1,今並んでいる列が動き出すと、まず乗車券の確認。
- 2,シンガポール側の出国手続き
- 3,マレーシア側の入国手続き
- 4,荷物検査(税関)
- 5,電車に乗る(ここにトイレあります)
面白いのは3番もシンガポール側でやっちゃうことですね。
ゲートが空いて動き出しました。ここでチケットを見せます(その後は使わない、席も自由席だし)。このゲートは出発の40分前にあいて、20分前にしまるとのこと(上記のサインボードのボトムにそう書いてあります)。
エレベーターで降りて、ここからは撮影禁止。
イミグレですが、シンガポール側の出国審査の方がスムースかつ、最新版でしたね。やはりマレーシアとの差があるような。
そんで、気が付いたらホームにいます。空港でいえばairsideに電車が待っているわけで、なんかおもしろいですね。
電車の中は自由席。たったの5分です(世界で一番短い路線とか)
電車が動き出す時の位置情報。
夜21時だったので、外の景色は見えませんでしたが、すさまじい数の車が渋滞していまいした。
ジョホールバルの駅についたら、そのまま外に出れます(マレーシア側の入国は既に終わっているので)。不思議な間隔です。
5,まとめ
「イミグレで2時間かかる!?」と聞いていたのでしたが、イミグレ自体は全部で20分もかからなかったです。40分前にゲートがオープンなので、2時間前につく必要はなく、1時間前に到着すれば十分でしょう。唯一、荷物が多い人は大変でしょうが。
ちなみにチケットで印刷する必要はなく、busticket.onlineからのメールについているpdfをスマホで見せました。便利です。
逆ルールのジョホールバルから、woodlandsにくる場合は、すべてのイミグレをシンガポール側でやるんでしょうか。2026年には代替鉄道ができるようなので、鉄オタの方はお早めに!
ちなみにこの時は二郎をたべにクアラルンプールからシンガポールまで行きました。その時の話はこちらから。