前回は奥大井湖上駅のあの撮影スポットを見てきましたが、今回は東京方面から電車で、かつ、日帰りで帰ってこれるかの検証です(実際に自分が行った週末土日を想定)。
1、関東から日帰りで帰ってこれるか?
結論としては、、、
- 新幹線を使えば日帰りは可能です!
- ただし、湖上駅での滞在時間はわずかたったの48分に。
2、関東から出発する場合は何時までに出発する必要がある?
あなたが関東に住んでいるとしたら、昼飯食って午後から出発では間に合いません(新幹線でも)
東京方面から新幹線を使うと、最速4時間30分強で奥大井湖上駅にたどり着けます。ただし、日帰りするには東京駅を10:03に経たないといけません(新幹線の場合)。え、なんで?4時間半しかからないなら、午後出発でもいいんじゃない?とおもいますよね。ちなみに鈍行だと、朝08:00位前に東京を経てばなんとかなります。
3、ざっくりとした工程
以下が東京方面からのざっくりとした工程表。
10:03に東京駅出発で、14:42に湖上駅に到着。
3-1、東京駅
JRでとにかく大井川鐡道の視点となる金谷駅に到着しましょう。鈍行でもうまくいけば、二回の乗り継ぎで行けるはず。
3-2、金谷駅(東海道本線)
この駅から、JRから私鉄の大井川鐡道大井川本線に乗車します。
3-3、千頭駅
井川線 (南アルプスあぷとライン) に乗り換え。
3-4、奥大井湖上駅
ここがあの撮影スポットです。
4、移動の難所はここ
JRに乗れば、昼までに金谷駅までは問題なくこれるでしょう。問題は金谷駅からの大井川線へ乗り換えた後です。
下記は当日最終電車に乗った場合の時刻表(昼の12:19分までには金谷駅に到着している必要があります)。
昼の12時に到着しないといけいのは、その後が色々めんどいからです。なんでこの時間に乗れないと、当日中にたどり着けないのか?それは以下2つの難所があるからです。
- 難所①千頭駅→奥大井湖上駅
湖上駅への最終列車は千頭駅発14:45分発です。まだお日様は頭上に輝く時刻ですがそれ以降にこの駅についたらおしまい。
- 難所①奥大井駅→千頭駅
また、行きは電車で行ったのに帰りは電車じゃないってことはないですよね?なので、東京方面に戻る帰りの電車も重要です。ご察しの通り、湖上駅からの帰りの電車は先に見た14:45分発の電車の折り返しです。
奥大井湖上駅での帰りの列車は16:37。これを逃すと、その日に東京方面には帰れません。
バスは使える
実は線路と同じ区間をバスが通っていて、そちらの方が移動時間自体は早い(なんと所要時間1/3以下くらい)んだけど、最終便と始発は鐡道よりも窮屈です。チケットは一日券を買えば共通でのれます。
5、1泊2日の場合のモデルプラン
自分は日帰りは諦めました(朝08:00までに東京を出れば可能ではります)。そこで、鈍行で一泊することに。ここからは2022年のゴールデンウィークに電車、かつ鈍行(のつもりが帰りは変更)で湖上駅に行った記録です。
5-1、東京駅→金谷駅と思いきや最寄り駅
この日、有楽町で寿司を食べて、直前まで迷って結局行くことにしました(14:00出発)。鈍行で東京→熱海→(静岡)→金谷駅と1回か2回の乗り換えでいけるんですが、一泊という事もあり、ちょっとした寄り道を。
まずは用宗(もちむね)駅で降りて、温泉。
西八津駅でおりて、二郎インスパイを食す。
そして、漫画喫茶に宿泊(若い!)。2つ隣の駅の藤枝に一軒あるのみでしたが、快活クラブ良かったです。
ポイント
金谷にはまじで何もありません。宿泊施設もほぼなく、漫画喫茶も当然なく、コンビニもない。前泊は藤枝か焼津でしょう。
5-2、藤枝駅→金谷駅
藤枝駅の快活クラブで27時くらいまで起きていたので、眠気眼ですが金谷駅に向かいます。
藤枝駅07:19→金谷駅07:31
ゴールデンウィークの早朝なので全然人は乗っていません。
5-3、金谷駅→千頭駅
金谷駅からJRの構内の一角に私鉄大井川鉄道乗り換え口があります。
乗り換え時間15分くらいある感じでつきました。金谷駅から千頭の始発は6時台とかなり早いですが、千頭駅以降は09:13発なのでいくら早くついてもしょうがないです。
ということで、金谷駅07:47→千頭駅09:01 にすることに。
ポイント
ちなみにここでJRから私鉄に乗り換えなので切符を買わないといけませんが、大井川線全然乗り放題の切符があります、4900円(高いね)。ちなみに写真の通りバスものれます。当初、金谷→奥大井湖上駅往復で考えていましたが、5120円なのでお得。しかも、このパス、2日間有効です。
5-4、千頭駅→奥大井湖上駅
千頭駅09:13→奥大井湖上駅10:18
あまり乗り換え時間もなく、かつ、オプトラインの車両の座席の取り合いになるので急ぐ。
5-5、大井川湖上駅
はい、着いたので例のスポットで撮影です。こちらは前回の記事を見てくださーい。
5-6、奥大井湖上駅→接岨峡温泉
ここは道なりに写真を撮りながら歩きました。接岨峡温泉にはいくつか日帰り温泉があるのですが、自分が行ったのはここ。真昼間からの温泉、開放感があって素晴らしかったです。
お湯は熱め、かつ、水が塗るぬるで絶対にいい奴です。
5-7、接岨峡温泉→千頭
最高の温泉は浴びることができたけど、ご飯を食べる時間まではありませんでした。悔しいですが、帰りも東京方面に鈍行で帰るつもりだったので、バスに飛び乗ります。
接岨峡温泉13:04→奥大井湖上駅13:30
しかし、列車で行くと1時間半かかるところがバスだと30分かからず。
5-8、千頭→金谷
朝と違ってものすごい人がいる千頭駅。駅についてから気づきましたが、googleには出てこない電車があります。季節限定のトーマス列車とかならわかるんですが、下の写真の14:00発の金谷行きのものですね。これがあったので、この次の14:42発まで待たずにすんだんです。
千頭駅14:00→金谷駅15:18
5-9、金谷→東京方面
途中で鈍行は辞めて、新幹線に乗り換えてしまいました。
6、注意点
ということで最高の週末一泊旅行となりましたが、いくつかご注意です。
6-1、チケット
絶妙な値段設定の2日券は有効活用しましょう(一日券はない)。
ちなみに東京からの全工程260kmの距離の内、この千頭→奥大井駅は50キロしかないのに、掛かる時間は半々です。この奥大井線が全体の中の鬼門ですね。
値段的にも、、、。
- 東京駅→金谷駅は212km、3740円なのに(鈍行で約4時間)
- 金谷駅→奥大井湖上駅は53km、2560円(2時間半)
ローカル私鉄ということもありますが、かなりの時間と費用がかかります。湖上駅で降りて散歩することや、バスにのったり、することも考えると一日券4900円は良いと思います(二日間だしね)!
6-2、グーグル先生を信じるな
ローカル鉄道だから、google mapにも乗っていない時間帯の列車があるので、ここは公式HPや駅構内の情報もチェックしましょう。自分が帰りに乗れた列車はこれ。急行だし、得しました。
あの湖上駅の撮影スポットについては別の記事に備忘録してあります(↓)