2026年に3月に帰任となったさい、マレーシアはクアラルンプールで車を売却しました。その時の流れとポイントを記録しました。

1、大まかな流れとゴール
下記のプロセスを終了する必要があります。
- 1,PUSPAKOMインスペクション実施、B5 certificate取得(有効期間2か月)
- 2,CarsomeやCarroでインスペクション、オファー取得
- 3,売却先決定
- 4,JPJに実際に行く(外国人は絶対に実際に行かないといけない)
実際にかかる期間ですが、B5インスペクションは予約に1-2週間、業者からの見積もりに1週間はかかりますので、どんだけ遅くても1か月前には手続きを開始する必要アリだと思います。オファーを受けてから、実際の受け渡しは土日含めて5日と考えてください。
また、友人等に売る場合で業者から見積もりを取る場合、後で見るように業者からのオファーは2種類あるので、すべてが終わってから相談することをお勧めします。
外国人の皆様は売却方法についてこちらの記事ががわかりやすいです。
2,我が家の車
2023年1月新車で購入のPerodua Aruz AX(77,900RM)、走行距離は15000km。事故歴なし。Peroduaのインスペクションは6か月ごとにちゃんと実施しました。インスペクション1週間前にも800RM払ってインスペクション実施。26年3月にうったので実質3年ちょい乗りました。

2,下準備PUSPAKOM Inspection Report (B5)
売主が外国人、マレーシア国民に関わらず必要な書類。公的な機関から車に異常がないことを証明をもらいます。
まずはサイトでユーザーアカウントを作って、インスぺクションを予約しましょう。2026年2月現在、PUSPAKOMのサイトではなくGiCheckというところから予約となります。
住所を入れると、近くの検査機関を紹介してくれます。その後、どのタイプの検査か選択します。”Transfer of ownership”を選択しましょう。

自分で車をインスペクションサイトに持っていく他に、追加料金を払うと自分の家にも来てくれます。我が家は自分が忙しかったのと、妻が車を運転しない(したくない)のでこれを選択。インスペクション場までいくと、2-3時間はかかると同僚から聞きました。
費用は以下の通りです。
- 30RM: 自分で持っていく場合
- 150RM: Home inspection(Mobile Van Service)
検査後のB5証明書はメールでpdfでもらえます(紙は無し)
必要書類
- Vehicle Ownership Certificate (VOC)、車購入時にもらっている下のピンクの紙
パスポートを見せろとか、そういうのは全く言われませんでした。

3,CarsomeやCarroにコンタクト。
ネットと同僚にきいてこの二社が大手だと思って連絡しました。どちらも、流れはほぼ一緒でした。
2-1共通ポイント
- 最初に外国人ということは言いましょう(必要書類や手続きが違うので)。
- 車の受け渡し日が決まっている場合(帰国直前まで使いたい、次の車の到着日)、最初にそれを伝えましょう。
- B5インスペクションを既に持っている場合、その旨伝える。
- 複数社のオファーを貰う場合、オファーの有効期限の関係からなるべく同じ日、1,2日違いにしましょう。我が家は二日違いにしました。
- どちらも車を手放す2週間くらい前にコンタクト取りましょう。ざっくり一週間で検査と見積もり受領、その後一週間以内に受け渡しとなります。自分は2,3か月前に連絡したところ、実際に手放す1か月前に連絡しなおしてといわれました。
3-1、Carsom
マレーシア最大手。公式サイトから車種、年式、走行距離を入れると、とだいたいの見積もりもみられます(その後鬼電があるけど)。まずはここで相場を確認しておくのがいいでしょう。

インスペクションの日時は指定できます(1週間先まで)。こちらはオフィシャルサイトでは、ホームインスペクションはしていないことになっていましたが、54RM払うと家まで来てくれます(自分でもっていけば無料だった)。whatappでこの辺は調整しました。自分はもちろんこれを使用。
売却が決まった場合、指定日まで受け渡しを待ってくれるか確認した所、インスペクション予約チームとオファーを出すチームは違うので、オファーを貰ってからそちらに相談してくれと。JPJまで行かなくていいと最初は言っていたのですが、担当者が変わるとやっぱり来ないとダメ(ただし5分だけ)。これはCarroも同じことを言われた。
インスペクション前日にリマインドのwhatappや電話もありました。当日は妻がwhatappで連絡を取り合い、駐車場まで来て、40分くらいで検査がおわりました。妻には何も車のコンディションの質問はなかったとのこと。
必要書類
- Vehicle Ownership Certificate (VOC)、ピンクの紙
- 今までの整理記録
パスポートを見せろとか、そういうのは全く言われませんでした。整理記録については彼らだけが見れる業界の記録みたいなのがあって、そこから見ていると推測します(全部の紙の記録は無く、アプリでしか私は整備記録みれないけど、何も言われなかった)。
オファー金額
インスペクション翌日に、whatappでオファーがありました。
- Direct offer:48,000RM
- Direct offerネゴ後:49,000RM
- オークション:52,700RM
ポイント
あとでわかったのですが、彼らは自社で購入する場合(direct offer)と、その後、オークションで他の会社からオファーを受けるという2つの方法があるようです。ただし、オークション形式の場合、手数料を払う必要があり、これが彼らの利益のようです。
最初のオファーは自社購入の場合(”direct offer”)で、その後、友人に売るという話がまとまったので、言い訳のために良いオファーを貰ったというと、49000RMまであがりました。有効期限は特に言われませんでしたが、1-2日は待ってくれそうでした。車の受け渡しは当初5日間以内と言われましたが、あとで自分の希望日(9日間)までまってくれることに。
そこで一旦断ったのですが、こちらには何もいわず、Carsomeは私の車をオークションにかけていました(翌日メールで知る)。オークションの状況はwhatappが来るので状況がわかります。なんとオファーは52,700RMでした。手数料は売主である私の負担で1080RMでしたので、この差額が私の取り分です(51,620RM)。
オークションの売却先は落札業者になりますが、JPJの受け渡し等はCarsomeがやってくれます。ただし、こちらについてはdirect offerとは違い、26時間以内にAccept必須で、5日以内に受け渡しをしないといけないです。ぎりぎりまで悩みました。

良いところ
- Carroよりもオファーが良かった
- 自社購入の場合は5営業日という縛りはフレキシブルです。
- インスペクション後のやりとりはwhatappで丁寧だった。無理な押し売り(押し買い)もなし。
悪いところ
- whatappと電話の嵐を覚悟してください。
- 電話はすごく自然な自動音声、おそらくAIです。自分は何回目かの電話でこいつ、AIだと気づきました。
- オークション形式の場合、5営業日以内に引き渡しはマストなので、この間に旅行や幼児はいれないように。
3-2、Carro
ネットで調べたところ、Carroの方がオファーが良いという情報がありました。
インスペクションまではCarsomとほぼ同じです(必要書類も)。違う点としては、
- Carroはhome inspectionにオプションがデフォルトであります。我が家はもちろん利用しました。
- Home inspectionも無料。
オファー金額
インスペクション翌日に、電話でオファーがありました(タイミングとしては、Carsomeの前)。43000RMとしょっぱかったので、Carsomeの結果を待つことに。正直に低すぎると伝え、50000RMくらいはオファーが来ると思ったと強気でいいました(上記のCarsome見積もりの結果もあったので)。
- Direct offer:43000RM
- オークション:47,300RM
電話口で50000RMといったので、オークションの初値は下記のように始まっていました。
- 50000からスタート→買い手付かず
- 47000スタート→買い手付かず
これ3時間くらいおきにはじまって結果もリアルタイムで見れます。ただ、Carsomeと違ってこっちは形だけやっていて、出来試合(実際にはCarroが買いたい、落札者無し)みたいな印象を受けました(アブダビで車売った時がそうだった)。

その後は見ていなかったのですが、Carroから48000RMを貰ったので、これ以下なら売らない、というと、明日もう一度だけオークションやらせてということで、やったところ47300RMでした。

しきりと、「コンペティターCarsomeの48000RMはグロスか?ネットか?」と聞かれていたのですが、これはオークションの手数料(売り手負担)を売却額から引いた金額か(ネット)?それとも、その前の金額か(グロス)?ということだと思います。
良いところ
- Carsomより、営業は穏やか。
- home inspectionも無料。
悪いところ
- Carsomeと比べてオファー、安すぎ。
4,JPJの名義変更手続き

結局、Carsomeの金額から手数料を引いた金額でも買いたいという同僚がいたので、そちらに売ることに。Carrsomeにはオファーありがとうと伝え、declineしました(無理な引き止めなし)。
JPJの手続きはCarsomeを通すと悪名高い順番待ちなども回避できて、一瞬と聞いていたのですが、さすがに個人なので朝一番で行って40分待ちました。それでも手続きは無事におわりました(全部で一時間くらい)。マレーシア人はJPJに行く必要がないようですが、外国人の場合どちらも必ず必要です。必要書類は以下の通りです。
売主
- パスポートとそのコピー(これ忘れずに、コピー機も建物外にあるけど)
- PUSPAKOM Inspection Report (B5)
- Original Vehicle Ownership Certificate (VOC/grant)、ピンクの紙
- JPJ K3 form(事前に書いておく必要あり、マレーシア語)
買主
- パスポートとそのコピー(これ忘れずに、コピー機も建物外にあるけど)
- 車の保険(ownershipトランスファー前でもネットで買える)
費用:200RM
ポイント
- 車をぶつりてきにJPJに持っていく必要はありません。買主、売主だけでOKです。
- 自分の場合、購入時には古いパスポートの番号を使ったので、ピンクの紙には古い番号が記載されていて、そのまま変更していなかった。そのため、売却時にちょっとドキドキしていたんだけど、事情を話すと、古いパスポートとそのコピーも頂戴ということで、問題なかったです。
- また、買主に対して、免許証等の提示は一切要求されなかった。2025年からの日本免許のマレーシア切り替えができなくなった問題で、買主さんは国際免許書しかもっていなかったんだけど、そもそも要求もされなかったです。
- また、他としてはroad taxについては私の分をそのまま引き継ぐか?と言われ、あ、引き通げるんだと気づきました。保険については残り10か月分は、売却証明書を送れば返金してくれました。

ということで、もう一度プロセスの注意点です。
- まずはB5 inspection取得。1か月前にはプロセス開始を。
- 合い見積もりは同時タイミングで取得。
- Direct offerの後にオークション形式があるので、その結果まで待つ。
- JPJの手続きはそんなに大変ではない。
- 買い手は免許証さえ不要。