雑記

中古マンションでの住宅ローン減税に必要な書類は?

日曜日, 2月 6, 2022

確定申告時に、かなり混乱したので備忘録のために残します。住宅ローン減税をうけるために、中古マンションに必要な書類はなんなのか?

1、中古住宅の適用条件

住宅ローン減税は、中古戸建、アパートも適用可能です。ポイントは簡単で以下の条件の家ならOKです。

  • 建築から20年以内。
  • ただし、マンション(防火構造なら)は25年以内。

これで終わり、シンプル。ただし、これ以上の古い条件でも、条件次第でOKにもなります(※1)。

ただ、対象となる金額は2,000万円です。3000万とか4000万もありますが、そっちは新築です。自分は新築の数字が頭にあって、無駄なローンを組んでしまいました。と、ここまでで終わりのはずなんですが、確定申告をするときにある記事が目につきました。

ポイント

※1、25年以上のマンションでも、耐震性に関する書類を用意できればOKです。それが下記の(1)(2)(3)

 

2、SUUMOの記事は間違い

事の発端は下記の紛らわしい記事です。これを読んだあと、住宅ローン減税を受けるためには何が必要だと思いますか?

上段と下段がありますね、上段はただのイントロのようで、「取得の日以前20年以内」であれば問題無いように見えます。問題は、「また、」という言葉から続く下段ですね。ここを読む限り、

20年(25年)以内ルールを満たしたうえで、

(1)(2)(3)のいずれかの書類が必要

だと自分は判断しました。え、追加書類が必要なの?そんな書類持っていない!

(2)の耐震等級については我がマンションは所有していないことを、地震保険かけるときに確認していたし、(1)新耐震基準適合所は業者にお金を払って作成を依頼しないといけないです。

あれ、あんだけよくしてくれた不動産屋、このことについて何も言ってなかったよなぁ、、、騙されたと思ったくらい。

  

3、国土交通省はなんていっているのか?

わー、詰んだ、失敗したと思って他にもネットで探してみたところ、この住宅ローン減税の本丸である国土交通省のサイトを発見。

下記のテーブルが疑問を氷解!注目は「Or」がついています。耐火構造(マンション)なら25年以内を満たしていれば終わりなことがわかります。それに当てはまらない場合の救済として、右側の書類があればいいのです(ちなみに2022年からはそのルールも変更↓)。

 

つまり、あのSUUMOの記事は書き方が悪かったのか(Orをまたにしたつもりなのかな?)、それか、実際のところを知らなかったと思われます。これはあんまりにもミスリーディングだろうと、実はSUUMOにはメールを送りましたが、反応はありませんでした。

ちなみに2022年の変更では、この20年・25年ルールが撤廃され、1983年以降の現行耐震基準を満たしていればOkとなりました。実質的な適用拡大ですね。

  

4、まとめ

ということで、あやうく20万円(=2000 x 1%)を掴み損ねるところでした。SUUMOのやろー。

 

今回のポイント

  • 住宅ローン減税は20年以内ならOK(権利書にその辺書いてあります)。
  • ネットでは必ず、2つの記事は見ないとダメですね。

中古マンションを買ったときの記録はこちら

    • この記事を書いた人

    青うどん

    技術職、30代、パパ。 アジア、中東を中心に海外での仕事が多く、2020年に日本に帰国。 モットーはうどんと笑顔を忘れるな!

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